熾リ株式会社/ICORI CO.,LTD 熾リ株式会社

BEAMS JAPAN KOBE

2024年春、リニューアルオープンした神戸ポートタワー2階に開業したBEAMS JAPAN KOBE。「食」「銘品」「ファッション」「コラボレーション」「カルチャー」「アート」「クラフト」と幅広いカテゴリーのコンテンツをキュレーションするショップで、神戸・兵庫の魅力を国内外へ発信する場として機能している。神戸店限定のオリジナル商品の開発にも熾リは深く関わった。三木の老舗刃物メーカーとのコラボナイフ、そろばんの産地・小野のメーカーとのキーホルダー、神戸の老舗洋菓子・風月堂とのゴーフル缶バッグ、創業1933年の和菓子店「福進堂」の神戸ポートタワー羊羹の復刻など、地場産業の技術と神戸の文化を商品として結晶化させる役割を担った。加西市に本社を置くアラジン ブルーフレームとBEAMS JAPANの10年にわたるコラボレーションへの貢献するなど、ショップ運営の枠を超えた仕掛けが続く。産地と商品と場をひとつの物語に編む、熾リの実践の場。

「熾」(イコリ)

神戸ポートタワー2階、BEAMS JAPAN KOBEに隣接する形で運営する自社ショップ「熾(イコリ)」。単なる土産物屋ではなく、「モノが作られている場の空気や匂い、想い」を届けることをコンセプトに掲げたネオスーベニアショップだ。
神戸・兵庫の作り手を自ら訪ね歩き、熾リがセレクトしたアイテムを中心に展開。神戸ザック(KOBE-ZAC)の商品も取り扱うほか、神戸や西宮の酒をポートタワー型ペットボトルに量り売りする灘五郷酒店をARIGATO-CHANとのコラボで常設。神戸の作家やショップを招いた定期的なポップアップショップも企画し、発信と出会いの場をつくり続けている。
セレクトショップ経営40年の経験を持つ代表・前川拓史が「売れる仕組み」と「出口戦略」を設計し直した場所。熾リの実績と人脈、審美眼が凝縮した、会社としての顔でもある。

神戸ザック(KOBE-ZAC / IMOCK)

1971年、先代が自宅のプレハブ小屋にミシン1台で始めた神戸ザック(KOBE ZAC)。ハイキング用から本格登山装備まで、機能性を最重視したオリジナルデザインのザック「IMOCK(イモック)」を半世紀にわたって作り続けてきたブランドだ。
高齢のため幕を下ろそうとしていた2020年、「この技術と歴史を途絶えさせてはいけない」と、熾リ代表の前川拓史が事業承継を決意。先代の指導のもと若い職人たちと技術を学び直し、型紙づくりから手裁断、50年近く稼働し続ける動力ミシンでの縫製まで、一貫生産の体制を引き継いだ。
事業承継後はセレクトショップ運営で培った販路と目利きを活かし、アウトドアからタウンユースへとアイテムの幅を広げ、BEAMS JAPAN、Bshop、N-HOLLYWOODとの別注限定商品を展開。現在は元町商店街6丁目へ移転し、1階を旗艦店、2階を工房として若きクリエーターたちが技術を継承しながら、次のステージへと歩を進めている。
営業時間 11:00〜18:00 (各日の営業予定はインスタグラムをご参照下さい) 定休日水曜日

SHOPプロデュース、地場産業プロデュース

2009年から兵庫県内の産地を歩き始めた熾リは、播州織・ひょうごレザー・丹波焼を中心に、地場産業の活性化に長年関わってきた。産地を訪ね、作り手の背景と課題を読み解くところからプロジェクトは始まる。ブランドの土台を整え、商品を開発し、届け、継続的に売れる仕組みをつくる。その一連を一気通貫で担うのが熾リのスタイルだ。
国内ではBEAMS JAPANや無印良品のバイヤーを産地へ招聘し、商品開発と販路開拓を同時に進める。海外ではパリのファッションウィークへの出展を通じて、ひょうごレザーを使ったデザイナーブランドの新作を世界へ発信。三重・宮崎など県外のプロジェクトにも守備範囲を広げてきた。
自治体、産地組合、事業者、ショップ、デザイナーからの相談を受け、産地事業者のマッチングから企画・ブランディング・製造・販売まで対応できる。「いいモノがある」を「売れ続ける」に変えるための伴走が、熾リの役割である。